このページを訪れた方の多くは「コロイドヨード療法で癌はなおるのか?」と言う問いに対する答えが知りたいのだと思います。
しかし、残念ながらYES/NOで簡単に答えられるものではありません。
ここでは、この問いへどのように答えられるのか考えたことをまとめました。
「コロイドヨード療法で癌は治ります!」とは言えません。
これは、そもそも論になってしまうのですが、
「~の治療をすれば必ず癌は治ります。」
のようなことを言うことは薬機法にて厳しく禁止されています。
また、残念ながら必ず癌が治るような治療や薬はないのが現状です。
したがって、「コロイドヨードで癌は治りますか?」と聞かれたらYESとは答えられません。(NOでもありませんが・・)
「コロイドヨード療法で癌が治る可能性はありますか?」と聞かれればYESと答えられます。
注意「~で必ず癌は治ります。」と謳っている治療などがあれば、疑ってみた方が良いということです。
「コロイドヨード療法で癌は治りません!」とも言えません。
YESと答えられないと言うことは、治らないの?
「治らない」とも言えません。
なぜなら、実際にコロイドヨード療法で良い結果が得られた症例が多くあるからです。
ただし、それはコロイドヨード療法を行った方全員ではありません。
⇒良い結果が得られた方・そうでない方どちらもいます。
癌が必ず治る治療方法はありません。
これは三大治療も同様です。
⇒「~で癌は治りますか?」と言う問いにYESと答えられる治療は無いのが現状です。
コロイドヨード療法の現状
現在、日本においては癌になったときに85%の人が三大治療を選択します。
しかし、アメリカでは三大治療を選択する人は僅か8%に過ぎません。残りの方は様々な代替医療を選択します。
どちらが良いのかと言うことは言えませんが、同じく医療先進国である2国でこの大きな違いはどこから来るのでしょうか?
日本では選択肢がないということが一つの理由でしょう。
癌が判明して総合病院で治療を始めれば、ほぼ100%三大治療が行われます。
このことに対して反対するつもりはありません。
医療は日々著しい進歩を遂げており、多くの方が癌から復帰しています。
そして、その多くの方が三大治療を受けています。
しかし、三大治療にも限界があるのも事実です。
癌の進行度合い、副作用などによっては長期間の治療が困難であったり、治療の継続を断念しなくてはならないことがあります。
患者さんが生存中である中「これ以上打つ手がない」として治療を打ち切ることがあるということです。
まだまだ病気と闘う意思があるにもかかわらず諦めなくてはならない患者さんがいると言うことです。
このような患者さんの望みとなるのがコロイドヨードと言えるでしょう。
認知度の低い保険外治療ということで不安に思われる方も多いと思います。
コロイドヨードについては以下のことが言えます。
・保険外治療ではあるが医師が提供している治療方法であること
・実際に病状が改善した症例がある治療方法であること
・医薬品として認定している国もあること
保険適用の治療だから効果がある、保険外治療は効果のない怪しいものという訳ではないのです。
まとめ
「コロイドヨード療法で癌は治りますか?」
という問いにYESとは言うことはできません。
しかし、「コロイドヨード療法で癌が治る可能性はありますか?」と聞かれればYESと返答することはできます。
残念ながら、必ず癌が治る治療法、薬などは現在ありません。
コロイドヨードもそうです。
納得できる治療方法を選ぶことが大切だと思います。