数あるウコンの中でも、今サプリメント素材として大きな注目を集めているのが黒ウコンです。
あまり馴染みがないかもしれませんが多くの有用性が認められた成分を含み、タイでは万能薬として使用されています。
ここでは、黒ウコンの成分を中心に紹介します。
黒ウコンとは
黒ウコンはタイ北部の山岳地帯で栽培されるショウガ科の植物です。
現地ではクラチャイダムと呼ばれ1000年以上も前から万能薬として重宝されています。
数ある有用植物の中からタイ政府に「プロダクトチャンピオン」として認定されています。
プロダクトチャンピオン
※健康を促進する優れた食品素材、12種類が認定されている。安全で健康に良いというお墨付きを与えられた素材です。
日本では沖縄で栽培されていて「苦みが強くクセがあり」そのまま食べるには向きません。
まさに「良薬は口に苦し」です。
黒ウコンの成分
黒ウコンには多くの有用成分が含まれています。
中でも注目なのはポリメトキシフラボンやアミノ酸です。
【ポリメトキシフラボン】
ポリフェノールの一種で手軽に摂れる食品にはあまり含まれているものがありません。一部の柑橘類の果皮に含まれていますが黒ウコンほど豊富とはいえません。
➡脂肪を燃焼させる
【アルギニン】
アミノ酸の一種で非必須アミノ酸ですが体内で作り出せる量は少なく、不足した分を食事で補う必要がある
幅広い効果が期待されており、欠かすことのできない栄養素の一つです。
➡成長ホルモンの分泌を促す
脂肪の代謝を促す
疲労回復をサポートする
【セレン】
ビタミンEの100倍といわれる抗酸化作用をもちます。
➡老化予防やがん予防効果につながる
【様々なウコン】
ウコンには様々な種類がありますが、日本で一般的にウコンと呼ばれるのは以下の4種です。
春ウコン 秋ウコン 紫ウコン 黒ウコン
黒ウコン以外のウコンの特徴も簡単に紹介します。
【春ウコン】
沖縄の西表島に自生し生薬名(姜黄)と呼ばれています。豊富な食物繊維とミネラル、精油を含みお腹の調子を整えます。
【秋ウコン】
沖縄で広く栽培されていてオレンジ色の断面が特徴で染料やカレー粉に利用されます。強い抗酸化力をもち肝臓機能の強化、血管の健康に効果的で沖縄では鬱金(ウッチン)と呼ばれています。
【紫ウコン】
沖縄、屋久島で栽培され生薬名(莪朮)と呼ばれています。紫色の断面が特徴で精油、ミネラル、アントシアニンを含み血行を良くすることで有名です。
【まとめ】
数あるウコンの中でも、注目を浴びているのが黒ウコンです。
多くの有用性が認められている成分ポリメトキシフラボンが豊富に含まれていることが大きな要因です。
数は多くありませんがサプリメントも発売されているので、興味のある方は試してみて下さい。