昨年からのコロナ禍で免疫力に関心を強くした方も多いと思います。
同じように生活していても、感染する人・感染しない人、無症状の人・重症化する人など・・
何が違ったのでしょうか?
それだけではありませんが、「免疫力」にも差があったと思われます。
ここでは、故東北大学名誉教授・大久保一良先生が発見したXYZ理論による免疫力をUPさせる食の組み合わせを紹介します。
XYZ理論による免疫力をUPさせる食の組み合わせ
XYZ理論について簡単に説明し、それに即した食の組み合わせを実際のメニューをあげて紹介します。
【XYZ理論】
過剰な活性酸素(X)を消去するために抗酸化物質(Y)を摂ることが良いと言われていましたが、これだけでは不十分だということが発見されました。
抗酸化物質(Y)が活性酸素(X)を消去するためには、あらたな抗酸化物質(Z)が重要なのです。
食品の中で(Y)と(Z)の両方を含む食品は多くありません。
そのため別々の食品を組み合わせることで活性酸素と賢く戦うことができます。
【免疫力を上げる食事】
<(Y)と(Z)を組み合わせたメニュー例>
(Y)主に植物性 | (Z)主に動物性 | メニュー |
赤ワイン | 牛肉 | 牛肉の赤ワイン煮込み |
ショウガ | 豚肉 | 生姜焼き |
ニガウリ | 豚肉 | ゴーヤチャンプルー |
トマト | パスタ | ナポリタン |
キウイ | ヨーグルト | ヨーグルト |
お茶 | 鯛 | 鯛茶漬け |
味噌 | しじみ | 味噌汁(しじみ) |
味噌 | あさり | 味噌汁(あさり) |
醤油 | 長芋 | とろろ |
活性酸素とは?
そもそも活性酸素とはどのようなものなのでしょうか?
簡単に説明いたします。
【活性酸素とは?】
わたしたちは呼吸で酸素を取り込み食事で摂った栄養を燃やしてエネルギーを発生させています。
活性酸素とはこの過程で酸素の一部(2%)が変化したものです。
①殺菌・消毒作用:体内に侵入した細菌やウイルスの攻撃から体を守る。
②酸化作用:過剰になると正常な細胞まで攻撃する。
※活性酸素が細胞を攻撃すると、さらに活性酸素を生む悪循環が起こります。
・リンゴが変色する
・鉄が錆びる
このような酸化現象と同じことが体の中で起こっているのです。
【活性酸素の影響】
以下のようなものが活性酸素の発生に関係しています
ダイオキシン 環境汚染物質 ストレス 紫外線 放射線 電磁波 食べ過ぎ 煙草 激しい運動
身体への影響
がん 動脈硬化 生活習慣病など
まとめ
現代のようなストレス社会においては大量の活性酸素が体内で発生しています。
そんな活性酸素と戦うためにXYZ理論に基づいた食の組み合わせがおすすめです。